40代サラリーマンが読む本、たまに農園

40代のサラリーマンが、日々の仕事やこれからのことに対して役立ちそうな本を読み感想を書いてます。※新しい本から何年経っても読み継がれている古典的な本まで幅広く。たまにシェア農園のことや家庭菜園のことも書いていく予定です。

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 感想

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代



【おすすめの読者】

全員、特に与えてるけど疲れてしまう方

 

【ポイント】

人間関係と成功の密接な関係についての書籍です。本書では、人々の相互作用において、いかに「give(与える)」か「take(奪う)」の行動が成功に影響を与えるかが詳しく扱われています。

 

グラント著者は、相手に与えることを何よりも重視する「givers(与える人)」、「takers(奪う人)」、「matchers(相手と同じように行動する人)」の3つのタイプの人間関係を三つの層にわけ、その人間関係のあり方と成功への影響を明らかにしています。

 

本書の素晴らしい点は、人々が与えることによって自分自身の幸福や成功をもたらすことに焦点を合わせていることです。また、成功したリーダーやビジネス経営者たちが、「givers(与える人)」であることが、人々との良好な関係を築くために不可欠だという点も詳しく論じられています。

 

こうした内容は、ビジネスにおける人間関係を持続的に構築するために非常に有益なため、ビジネスパーソンだけでなく誰にでも読んでほしい一冊です。全体的に、本書は印象に残る内容が詰め込まれた、非常に興味深く、かつ実践的な書籍であると言えます。

 

■成功するギバー
自己犠牲ではなく、他者志向性
他者志向性とは、自分の取り分を心配するのではなく、みんなの幸せのために高い成果を出すことを目標達成にする人
自分にとって意義のあること、楽しめることをすれば、ギバーは他人だけでなく自分にも与えることができる

ギバーは他の2つと違い成功から価値を得るだけでなく、価値を生み出す。
犠牲を最小に抑えつつ、与えることの恩恵をできるだけ活かすようにする。
成功してるギバーは、人脈、協力、人に対する評価、影響力で独自のコミュニケーション方法
寛容であることをモットーにヒトと関われば、見返りはおのずと帰ってくる
自分だけでなくグループ全員が得するように、総額を大きくする
弱さを見せることで信望を集める(但し、効果があるのは有能だと認められている場合に限る)
交渉上手は相手視点で理解しようとしてる
アドバイスを求めて他人に好かれる 

■親切のやり方
・人助けはまとめてする
・5分間あればできる親切

■人の可能性
他人から期待されると伸びる
どんな人でも可能性がある
人が才能を伸ばすきっかけはやる気

■ギバーが気をつけること
利己的であることを忘れない、自分の利益を見失わず、いつ、どこで、どのように、誰に与えるか決める
与えたことでもたらされる影響を前向きに認めてもらえるようにする
目的意識を持って楽しいから人助けをする 
周囲からもサポートを受ける、燃え尽き防止に繋がる
給料などの交渉は、自分自身を家族に変わって交渉する代理人
共通点は与える行為に多大な影響を及ぼす

■自己犠牲のギバー
自分自身のニーズをかえりみず与え続ける
相手に求められるまま都度バラバラ与える、そうすると疲れてしまう
信用しすぎる、共感しすぎる、臆病になりすぎる