ファシリテーションの教科書 感想
【おすすめの読者】
ファシリテーション、仕切りなど必要な方
【ファシリテーションの教科書】
■仕込みの全体像
出発点と到達点を押さえる
場の目的の共有、合意(何の話をなぜここでするか)
アクションの理由の共有、合意(なぜそうする?)
アクションの選択、合意(どうする?)
実行プラン、コミットの確認、共有
場の目的の共有は、議論のゴール、合意の手続き、参加者への期待役割
アクション理由の共有は、何が解決すべき問題(あるべき姿と現状のギャップ)かwhat、どこに問題があるかwhere、なぜwhyの順(なぜに飛ぶ前にどこに問題かを先)そしてどうするかのhow
アクションプランの選択は、オプションの基準を洗い出し、選択の基準を揃える
論点は合意形成のステップごとに抑えてみる
■さばきの全体像
発言を引き出す
発言を理解し、共有する
議論を方向づける
結論づける
発言を引き出すには、参加者の意欲を高め、発言しやすいよう刺激
発言の理解では、何のために(目的)、何について(論点)、何を(主張、根拠)を読み取る
議論の方向づけは、広げる、深める、止める、まとめる
結論づけるは、決まったこと決まってないことを明確、まとまらないときは条件付きの合意
参加者の感情を意識。
ネガティブであればその感情を出させる
無関心は関心が持てるよう一定のレベルの認識を形成、自分ごとにさせ刺激
【感想】
仕込みとさばき、特に事前のさばきで論点を押さえておくことは重要
さばきでは、論点や主張と根拠を意識して聞く
その論点は事前に抑えておくと頭の中で理解しやすい
ファシリでなく、参加する側でもこの事前に論点をおさえ、論点、主張、根拠を元に話すことは必要と思った