40代サラリーマンが読む本、たまに農園

40代のサラリーマンが、日々の仕事やこれからのことに対して役立ちそうな本を読み感想を書いてます。※新しい本から何年経っても読み継がれている古典的な本まで幅広く。たまにシェア農園のことや家庭菜園のことも書いていく予定です。

真相マイク・タイソン 感想

【真相マイク・タイソン ポイント】

タイソンの自伝なのだが、哲学書を読んでいるようにも感じた。
前半はカスダマトによる教え。
ここまで頑固で偏屈だとは知らなかった。
ただこのような性格だからこそ、タイソンの眠っている扉を大きく開けたのだろう。
ストレングスファインダーでいえばカスダマトもタイソンも自我が物凄く強そう。
限られた人間のみにしか出来ない、その人間の才能を徹底的に自分の枠にはめて強める。
読みながら日本の名トレーナーのエディタウンゼントと比べていた。
彼は逆でどの選手もよいところがあり、そこを伸ばす。
強要するのではなく自分でも考えさす。
ボクサーとしてはともかく人としては後者がいい気がする。
カスは火種を見つけてごうごうと燃え盛るまで薪をくべる
エディは花に水をあげる
言ってることは似ているが大きく違う

カスが亡くなった後、教えの考えをやめる、心を体から切り離すことができなくなり溺れていく。
そして中盤はうんざりするような浮世離れした話、そこから後半はタイソンの哲学的な話。
当たり前に言われているささやかな幸せが一番いいというのが、この有名人を通して嫌というほど伝わってくる。

ダマトが自分が最大の敵だと言っていたがこれは誰にでもあてはまることで、それは簡単に克服はできない。
おそらく一生、、常に自身と対峙して問いかける必要があるも感じた。

極端だがカスが言った然るべきときがくるまで待たなくてはならない、ドロの中のワニのように
演じる
自分がルールを作りその中で支配
こういった狂気的な意識をたまに持つことは仕事などで役立ちそう
ただ常に自分と向き合い謙虚な気持ちは忘れないように。