こんな人におすすめ
薩摩藩や島津氏の歴史に興味ある戦国・幕末ファン。西郷隆盛・大久保利通のバックグラウンドを知りたい人。琉球貿易や薩長同盟の真相を探る読者。通史で薩摩の強さの源泉を学びたい歴史好き。
はじめに
五味文彦著『島津氏と薩摩藩の歴史』は、院政期から明治維新まで800年の島津氏通史。島津荘成立から薩摩藩国家形成、幕末倒幕勢力への道筋を政治・文化・社会面で分析。なぜ西南端の島津が長期支配・近代化に貢献したかを解明します。
要約
島津荘と鎌倉・南北朝期
院政期島津荘成立、鎌倉期地頭島津忠久登場。蒙古襲来で禰寝・澁谷氏と協力、鎌倉末期島津氏基盤固め。南北朝期薩摩・大隅・日向諸県郡支配拡大。
室町・戦国期の権力形成
室町期島津久豊が三国統一、琉球貿易独占で富む。遣明貿易で坊津硫黄積み警護。戦国期内紛乗り越え庄内合戦勝利、茶の湯文化花開く。秀吉九州征伐で臣従も独立性保つ。
薩摩藩成立と文化社会
関ヶ原後庄内の乱鎮圧で薩摩藩成立、琉球侵攻貿易で財政基盤。門閥制度(城下士vs外城衆・郷士)、金鉱全国2位、産金3分の1。教育熱心、二才・稚児養成で武士道鍛錬。ザビエル絶賛の薩摩人柄。
藩政改革と幕末動乱
重豪文化奨励・将軍岳父権勢、斉彬集成館・反射炉近代化。生麦事件・英艦来航で市街焼失も反撃成功、世界最強英軍退却。禁門の変、長州征伐、西郷隆盛活躍で薩長同盟、大政奉還・戊辰戦争へ。廃藩置県。
感想
800年通史がコンパクトに、貿易・教育・改革の強靭さ実感。琉球・金鉱の経済力、英米との戦い驚愕。幕末薩摩の源流明らかになり、現代リーダーシップに通じる。歴史ファン必携!
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