【はじめに】
会議の進行を任されて困った経験、ありませんか?
社会人の多くが悩む「会議で意見が出ない」「結論がでない」「空気が重い」…そんな悩める方に朗報です。
堀公俊さんの『世界一やさしい会議ファシリテーションの教科書1年生』は、会議の進行役(ファシリテーター)デビューにうってつけ。
その名の通り、会議が苦手・未経験の方でも挫折せず“すぐ使える”手法を豊富な図解と具体例で学べる一冊です。
本記事では、要点のボリューム要約と、実際に本を読んで感じたこと、またどんな人が手に取るべきかもまとめました。
【要約】
本書は“会議進行の基礎から実践手法まで”網羅し、「ファシリテーターとは具体的に何をすればよいか?」を徹底解説しています。
主なポイントと構成内容はこちらです。
- ■ ファシリテーションの基礎
ファシリテーションとは「会議を円滑に計画し・運営し・成果を引き出す」技術。発言を引き出し、合意をつくり、行動につなげる役割を担います。リーダーや議長とは異なり、「中立的」な立ち位置で対話の“場”を作るのが特徴です。 - ■ 会議設計のポイント
どんな会議も「目的」「ゴール」「アジェンダ(議題)」が重要。
✓ 目的が曖昧だと、迷走し参加者が消耗しがち。
✓ ゴールが明確なら「今回は何を決めるための会議か?」が全員に伝わるため議論も活発に。
✓ アジェンダ設定では「時間配分」「順序」「資料の共有」がカギを握ります。 - ■ 発言を引き出すスキル
会議でありがちな“沈黙”。
✓ 参加者の考えを引き出すために「オープンクエスチョン」を活用し、「あなたはどう思いますか?」と個別に声をかけます。
✓ 雑談的なアイスブレイクで空気を柔らかくし、「発言のハードル」を下げる工夫も必須です。 - ■ 意見の整理と合意形成
✓ 出た意見をホワイトボードやメモで「見える化」し、論点を整理します。
✓ 意見が割れたときは、「メリット・デメリット」や「優先順位」をリスト化し、冷静に比較。
✓ 多数決だけでなく「納得感のある合意」を目指す方法が紹介されています。 - ■ 前向きな結論と次アクションへのつなげ方
会議は「決めたら終わり」ではありません。
✓ 決定事項は「誰が」「いつまでに」「何をするか」を明文化して確認。
✓ 議事録の送り方、フォローアップメールの例文も載っているのですぐ活用できます。 - ■ 実践で使えるフレーズ・具体例が豊富!
各章、ビジネス現場で直面しやすいケース(沈黙が続いたとき・脱線したとき・決裂しそうなとき)の“切り返し方”や「ファシリのひとこと例」が紹介されています。初学者なら「これ言えばいいのか!」とすぐ役立つ実用性が光ります。
全体として、「難しい理論」よりも「明日から使えるノウハウ」が中心。
“何を話せばいいかわからない”“場を回すのが不安”という悩みを、堀公俊さん自身の豊富な経験とエピソードで優しく解消してくれます。
【感想】
ファシリテーション関連の書籍は抽象的になりがちですが、『世界一やさしい会議ファシリテーションの教科書1年生』はとにかく“やさしい”。
会議の「型」や「進行の流れ」が図で明示されていて、初心者でも流れをイメージしながら進められます。
ファシリテーション未経験だけでなく、「自己流」で進行していた中堅やベテランにも“発見の多い一冊”です。
会議のたびに手元で参照したくなる「辞書のような位置づけ」になるでしょう。
まずは1回読破、次からは会議の直前に該当ページの確認――そんな使い方ができる良書です。
【こんな人におすすめ】
- 新社会人・若手社員で「会議進行デビュー」したい方
- 会議で場が盛り上がらず悩んでいる中堅社員
- 管理職やリーダーで「納得性の高い意思決定」をしたい方
- ファシリテーションを学びたい人、実践例や“使えるフレーズ”を知りたい方
- チーム運営やプロジェクト会議を効率よく回したいすべての方
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